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製造するのは森永 製菓が2013年に現地で設立した合弁会社、森永キノインドネシア。
３月にスマラン市の工場に専用の生産ラインを設けた。
投資額は数億円程度。
ハイチュウの価格は袋入り70グラムで１万ルピアに設定する。
現地のキャンディーよりも５割程度高く、中間層や富裕層をターゲットにする。
同社によるとインドネシアのキャンディーの市場規模は300億円程度。
日本の15％程度の規模で今後の成長が見込めるため、先手を打つ。
インドネシアを拠点に、隣国のマレーシアや、イスラム教徒の多いパキスタンやバングラデシュ、中東諸国への輸出販売も順次展開する。
カルビーは７月以降にハラル認証のスナック菓子の製造・販売を始める。
低価格帯の５～10円の商品から150円程度の高価格帯までの商 品を２ブランド５品で販売する計画。
発売から５年をメドにインドネシアのスナック市場で１割のシェアの獲得をめざす。
その他のメーカーでもロッテホールディングスが14年からチョコレート菓子チョコパイをインドネシアで生産・販売している。
製菓大手は売り上げの大半を国内で稼ぐが、少子高齢化で市場の伸びは期待薄だ。
各社とも海外市場の開拓を急いでおり、有望市場の一つがインドネシアなどのイスラム圏だ。
米調査機関ピュー・リサーチ・センターがまとめた予測では10年時点のイスラム教徒の人口は約16億人だが、50年には1.7倍の約28億人に増える。
世界人口は同期間に1.4倍の伸びにとどまり、イスラム教徒が占める割合は10年の約23％から50年には28％になるとみられる。
インドネ シアは人口約２億５千万人のうち約９割をイスラム教徒が占める。
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